2008年12月

2008年12月 に関する記事です。
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先日BSでベス・チャトーさんのインタビューが放送された。
彼女は私が最も敬愛する女性ガーデナーであり、英国を代表するプランツ・ウーマンです。
BSの美しい庭園の映像のとりこにTVにかじりつくとはまさにこのことでしょうか(笑)

自然に逆らうことなく植物の特性に寄り添った庭造り、エコロジストとしての考え方にもとても共鳴できるものがありました。
そんな彼女が人生の黄昏時になって聞かせてくれたこの言葉。


「天国はここ。」
「私たちの人生の中にある。」
「そして地獄も。」

beth.jpg
【The Beth Chatto Gardens (Water Garden) 2004年6月28日撮影】


もちろんここというのは彼女の庭園のことではありません。
地位も名声も得て、有名庭園やナーサリーのオーナーとして成功している押しも押されもせぬ彼女の謙虚な言葉はやはり心に染み入るものがあります。


英国の庭園巡りをしていていつも思うのだけど、庭の命は当然人の生涯よりも長い。
メンテナンス次第で永遠とも思える時を手に入れることができるから。。。
それでも主のいなくなった庭園は時に寂しそうに見える。故人が使っていた愛用のベンチなどを見ていると彼らの囁きが聞こえて来るような気がしてならない.。
丹精込めた夢の庭を作ったーガーデナーたちは人生の終焉の時どんなにか後ろ髪惹かれて逝ったことだろう。それは庭の四季の移り変わりにも似ていて確実に訪れる。
それもベスのいう「自然に導いてもらう」という言葉に通じるのだろうか。
自然の営みのなかでは人生はあまりに短かすぎる。




昼間は多くのお弟子さんたちに囲まれている彼女ですが、今はご主人も亡くなりたった一人で思い出と植物と猫と暮らしているとのこと。


日々に感謝して嬉々として庭師仕事をする彼女の穏やかな笑顔はすがすがしく、尊敬の念を新たにしたのでした。



参考 URL
The Beth Chatto Gardens
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